南部 修太郎

処女作の思い出

旧字旧仮名 約5,958字・読了目安12分

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忘れもしない、あれは大正五年十月なかばの或る夜のことであつた。秋らしく澄み返つた夜氣のやや肌寒いほどに感じられた靜かな夜の十二時近く、そして、書棚の上のベルギイ・グラスの花立に挿した桔梗の花の幾つかのしほれかかつてゐたのが今でもはつきり眼の…

作品情報

分類NDC 914
公開日2002-05-29
最終更新2014-09-17
底本 「過ぎゆく日」寶文館
入力小林徹
校正林幸雄

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