楠山 正雄

安達が原

新字新仮名 約5,211字・読了目安10分

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一 むかし、京都から諸国修行に出た坊さんが、白河の関を越えて奥州に入りました。磐城国の福島に近い安達が原という原にかかりますと、短い秋の日がとっぷり暮れました。 坊さんは一日寂しい道を歩きつづけに歩いて、おなかはすくし、のどは渇くし、何より…

作品情報

分類NDC K913
公開日2003-10-29
最終更新2014-09-18
底本 「日本の諸国物語」講談社学術文庫、講談社
入力鈴木厚司
校正大久保ゆう

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