若山 牧水

樹木とその葉

08 若葉の頃と旅

旧字旧仮名 約5,079字・読了目安10分

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櫻の花がかすかなひかりを含んで散りそめる。風が輝く。その頃から私のこゝろは何となくおちつきを失つてゆく。毎年の癖で、その頃になると必ずの樣に旅に出たくなるのだ。また、大抵の年は何處かへ出かけてゐる。 櫻の花の散りゆくころ、やはらかく萌えわた…

作品情報

分類NDC 914
公開日2001-09-07
最終更新2014-09-17
底本 「若山牧水全集 第七卷」雄鷄社
入力柴武志
校正林幸雄

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