若山 牧水

姉妹

旧字旧仮名 約11,575字・読了目安23分

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山には別しても秋の來るのが早い。もう八月の暮がたからは、夏の名殘の露草に混つて薄だとか女郎花だとかいふ草花が白々した露の中に匂ひそめた。大氣は澄んで、蒼い空を限つて立ち並んで居る峯々の頂上などまでどつしりと重みついて來たやうに見ゆる。漸々紅…

作品情報

初出「新聲」1907(明治40)年12月号
分類NDC 913
公開日2004-02-21
最終更新2014-09-18
底本 「若山牧水全集 第九卷」雄鶏社
入力林幸雄
校正今井忠夫

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