西田 幾多郎

我が子の死

新字新仮名 約4,722字・読了目安9分

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三十七年の夏、東圃君が家族を携えて帰郷せられた時、君には光子という女の児があった。愛らしい生々した子であったが、昨年の夏、君が小田原の寓居の中に意外にもこの子を失われたので、余は前年旅順において戦死せる余の弟のことなど思い浮べて、力を尽して…

作品情報

初出「国文学史講話」東京開成館、大坂開成館、1908(明治41)年3月15日
分類NDC 121
公開日2003-11-02
最終更新2016-02-19
底本 「西田幾多郎随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力あきとち
校正鈴木厚司

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