海野 十三

人造人間事件

新字新仮名 約15,733字・読了目安31分

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1 理学士帆村荘六は、築地の夜を散歩するのがことに好きだった。 その夜も、彼はただ一人で、冷い秋雨にそぼ濡れながら、明石町の河岸から新富町の濠端へ向けてブラブラ歩いていた。暗い雨空を見あげると、天国の塔のように高いサンタマリア病院の白堊ビル…

作品情報

初出「オール読物」文藝春秋、1936(昭和11)年12月
分類NDC 913
公開日2005-05-30
最終更新2014-09-18
底本 「海野十三全集 第5巻 浮かぶ飛行島」三一書房
入力tatsuki
校正花田泰治郎

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