泉 鏡花

伯爵の釵

新字新仮名 約25,161字・読了目安50分

この作品を読む Amazonで探す

一 このもの語の起った土地は、清きと、美しきと、二筋の大川、市の両端を流れ、真中央に城の天守なお高く聳え、森黒く、濠蒼く、国境の山岳は重畳として、湖を包み、海に沿い、橋と、坂と、辻の柳、甍の浪の町を抱いた、北陸の都である。 一年、激しい旱魃…

作品情報

分類NDC 913
公開日2003-09-11
最終更新2014-09-18
底本 「泉鏡花集成7」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正今井忠夫

泉 鏡花の他の作品

泉 鏡花の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。