森 鴎外

独身

新字新仮名 約10,089字・読了目安20分

この作品を読む Amazonで探す

壱 小倉の冬は冬という程の事はない。西北の海から長門の一角を掠めて、寒い風が吹いて来て、蜜柑の木の枯葉を庭の砂の上に吹き落して、からからと音をさせて、庭のあちこちへ吹き遣って、暫くおもちゃにしていて、とうとう縁の下に吹き込んでしまう。そうい…

作品情報

初出「スバル」1910(明治43)年1月
分類NDC 913
公開日2003-09-04
最終更新2016-02-06
底本 「普請中 青年 森鴎外全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力鈴木修一
校正松永正敏

森 鴎外の他の作品

森 鴎外の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。