泉 鏡花

灯明之巻

新字新仮名 約27,474字・読了目安55分

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一 「やあ、やまかがしや蝮が居るぞう、あっけえやつだ、気をつけさっせえ。」 「ええ。」 何と、足許の草へ鎌首が出たように、立すくみになったのは、薩摩絣の単衣、藍鼠無地の絽の羽織で、身軽に出立った、都会かららしい、旅の客。――近頃は、東京でも…

作品情報

分類NDC 913
公開日2006-05-04
最終更新2014-09-18
底本 「泉鏡花集成9」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正土屋隆

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