宮本 百合子

女靴の跡

新字新仮名 約1,948字・読了目安4分

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白いところに黒い大きい字でヴェルダンと書いたステーションへ降りた。あたりは実に森閑としていて、晩い秋のおだやかな小春日和のぬくもりが四辺の沈黙と白いステーションの建物とをつつんでいる。 ステーション前のホテルのなかも物音がなくてカーテンのか…

作品情報

初出「新女苑」1937(昭和12)年11月号
分類NDC 914
公開日2003-12-06
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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