樋口 一葉

軒もる月

新字旧仮名 約5,123字・読了目安10分

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「我が良人は今宵も帰りのおそくおはしますよ。我が子は早く睡りしに、帰らせ給はゞ興なくや思さん。大路の霜に月氷りて、踏む足いかに冷たからん。炬燵の火もいとよし、酒もあたゝめんばかりなるを。時は今何時にか、あれ、空に聞ゆるは上野の鐘ならん。二ツ…

作品情報

初出「毎日新聞」1895(明治28)年4月3、5日
分類NDC 913
公開日2003-04-09
最終更新2014-09-17
底本 「全集樋口一葉 第二巻 小説編二〈復刻版〉」小学館
入力もりみつじゅんじ
校正浅原庸子

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