寺田 寅彦

浅草紙

新字新仮名 約3,779字・読了目安8分

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十二月始めのある日、珍しくよく晴れて、そして風のちっともない午前に、私は病床から這い出して縁側で日向ぼっこをしていた。都会では滅多に見られぬ強烈な日光がじかに顔に照りつけるのが少し痛いほどであった。そこに干してある蒲団からはぽかぽかと暖かい…

作品情報

初出「東京日日新聞」1921(大正10)年1月
分類NDC 914
公開日2004-09-12
最終更新2014-09-18
底本 「寺田寅彦全集 第三巻」岩波書店
入力Nana ohbe
校正noriko saito

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