林 芙美子

田舎がえり

新字新仮名 約6,981字・読了目安14分

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東京駅のホームは学生たちでいっぱいだった。わたしの三等寝台も上は全部学生で女と云えば、わたしと並んだ寝台に娘さんが一人だった。トランクに凭れて泣いているような鼻のすすりかたをしている。わたしは疲れていたので、枕もとのカアテンを引いてすぐ横に…

作品情報

分類NDC 914
公開日2004-08-26
最終更新2014-09-18
底本 「林芙美子随筆集」岩波文庫、岩波書店
入力林幸雄
校正noriko saito

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