豊島 与志雄

霊気

新字新仮名 約1,431字・読了目安3分

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中房温泉は、既に海抜四千八百尺余の高地にあって、日本アルプスの支脈に懐かれている。早朝に温泉を発して、山の尾根伝いに、見上ぐるばかりの急坂を、よじ登りよじ登り、三時間余にして、燕岳の肩にある小屋に出る。流るる汗を拭いながら、ほっと息をついて…

作品情報

分類NDC 914
公開日2006-05-22
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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