豊島 与志雄

美醜

新字新仮名 約1,358字・読了目安3分

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夏の夜、私の書斎は、冬の夜よりも賑かだ。開け放した窓から、灯を慕って、多くの虫が飛びこんできて、乱舞する。電灯を中心に、天井、床、机、私の身体など、所嫌わず、飛び廻る。 虫を嫌う友人などは、そうした私の書斎に、眉を顰める。が私は、一二の人間…

作品情報

分類NDC 914
公開日2006-05-25
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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