泉 鏡花

琵琶伝

新字新仮名 約14,618字・読了目安29分

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一 新婦が、床杯をなさんとて、座敷より休息の室に開きける時、介添の婦人はふとその顔を見て驚きぬ。 面貌ほとんど生色なく、今にも僵れんずばかりなるが、ものに激したる状なるにぞ、介添は心許なげに、つい居て着換を捧げながら、 「もし、御気分でもお…

作品情報

初出「国民之友」1896(明治29)年1月
分類NDC 913
公開日2006-08-08
最終更新2014-09-18
底本 「泉鏡花集成2」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正土屋隆

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