清水 紫琴

したゆく水

新字旧仮名 約38,351字・読了目安77分

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第一回 本郷西片町の何番地とやらむ。同じやうなる生垣建続きたる中に、別ても眼立つ一搆え。深井澄と掲げたる表札の文字こそ、さして世に公ならね。庭の木石、書斎の好み、借家でない事は、一眼で分る、立派なお住居。旦那様は、稚きより、御養子の、お里方…

作品情報

初出「文芸倶楽部」1897(明治30)年2月
分類NDC 913
公開日2004-10-17
最終更新2014-09-18
底本 「紫琴全集 全一巻」草土文化
入力小林繁雄、門田裕志
校正松永正敏

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