清水 紫琴

野路の菊

新字旧仮名 約11,349字・読了目安23分

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その一 名にしあふ難波の街の金満家、軒を並ぶる今橋筋にもこは一際眼に立ちて、磨き立てたる格子造り美々しき一搆へ、音に名高き鴻の池とは、このお家の事であらうかと、道行く田舎人の眼を欹てぬもなしとかや。標札に金満家てふ銘こそ打つてなけれ、今様風…

作品情報

初出「女学雑誌」1896(明治29)年10月25日、12月10日
分類NDC 913
公開日2004-10-05
最終更新2014-09-18
底本 「紫琴全集 全一巻」草土文化
入力小林繁雄、門田裕志
校正松永正敏

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