岡本 綺堂

西瓜

新字新仮名 約15,829字・読了目安32分

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一 これはM君の話である。M君は学生で、ことしの夏休みに静岡在の倉沢という友人をたずねて、半月あまりも逗留していた。 倉沢の家は旧幕府の旗本で、維新の際にその祖父という人が旧主君の供をして、静岡へ無禄移住をした。平生から用心のいい人で、多少…

作品情報

初出「文學時代」1932(昭和7)年2月
分類NDC 913
公開日2005-08-23
最終更新2014-09-18
底本 「異妖の怪談集 岡本綺堂伝奇小説集 其ノ二」原書房
入力網迫、土屋隆
校正小林繁雄、門田裕志

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