牧野 信一

塚越の話

新字旧仮名 約4,279字・読了目安9分

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一 「塚越の奴は、――教室でラヴ・レターを書いてゐたさうだ――。一体彼奴は、俺達のこれまでの忠告を、何と思つてゐやがるんだらう。失敬な奴だ。」 「彼奴は俺達を馬鹿にしてゐるんだ。その時だけは好い加減に点頭いてゐるが、肚では舌を出して嗤つてや…

作品情報

初出「若草 第七巻第四号」宝文館、1931(昭和6)年4月1日
分類NDC 913
公開日2010-02-17
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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