牧野 信一

天狗洞食客記

新字旧仮名 約19,559字・読了目安39分

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今更申すまでもないことだが、まつたく人には夫々様々な癖があるではないか、貧棒ゆすりだとか爪を噛むとか、手の平をこするとか、決して相手の顔を見ないで内ふところに向つてはなしをするとか、無闇に莨を喫すとか――とそれこそ枚挙に遑はない。しかし私に…

作品情報

初出「経済往来 第八巻第八号」日本評論社、1933(昭和8)年7月5日
分類NDC 913
公開日2010-11-21
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第五巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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