牧野 信一

山男と男装の美女

ミツキイのジヨンニイ

新字旧仮名 約12,463字・読了目安25分

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一 糧食庫に狐や鼬が現れるので、事務所の壁には空弾を込めた大型の短銃が三つばかり何時でも用意してあつたが、事務員の僕と、タイピストのミツキイは、狐や鼬に備へるためではなく、夫々一挺宛の短銃を腰帯の間に備へるのを忘れたことはなかつた。夜、夫々…

作品情報

初出「文藝春秋 オール讀物号 第二巻第六号」文藝春秋社、1932(昭和7)年6月1日
分類NDC 913
公開日2010-02-17
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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