牧野 信一

裸虫抄

新字旧仮名 約11,149字・読了目安22分

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横須賀にゐる妹(彼の妻の)のところで、当分彼の息子をあづかりたいと云つて寄越したのである。子供のない慎ましい夫婦暮しで、文学の本ばかり読んでゐる妹であつた。彼の息子は、彼が転地療養をすることになつたが、学校の都合で東京の親戚にのこつてゐた。…

作品情報

初出「新潮 第三十二巻第三号」新潮社、1935(昭和10)年3月1日
分類NDC 913
公開日2010-11-27
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第五巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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