牧野 信一

露路の友

新字旧仮名 約10,889字・読了目安22分

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一 おそく帰る時には兵野は玄関からでなしに、庭をまはつて椽側から入る習慣だつたが、その晩は余程烈しく泥酔してゐたと見へて、雨戸を閉めるのを忘れたと見へる。 朝、階下の者が慌しく兵野の寝部屋をたゝいて、 「盗棒が入りました。」 と呼び起された…

作品情報

初出「文藝春秋 オール讀物号 第二巻第四号」文藝春秋社、1932(昭和7)年4月1日
分類NDC 913
公開日2010-02-12
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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