牧野 信一

お蝶の訪れ

新字旧仮名 約5,239字・読了目安10分

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一 いま時分に、まだ花のあるところなんてあるのかしら? ――はじめて来た方角には違ひないのだが、案外だ! この様子を見ると何処か途中にでも花見の場所があるのらしいが、どうも妙だ! 何処の花だつて、もうとうに散つてゐる筈だが――花見と云つても…

作品情報

初出「新小説 第三十一巻第七号」春陽堂、1926(大正15)年7月1日
分類NDC 913
公開日2010-06-10
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第二巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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