岡本 綺堂

廿九日の牡丹餅

新字新仮名 約12,644字・読了目安25分

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一 六月末の新聞にこんな記事が発見された。今年は暑気が強く、悪疫が流行する。これを予防するには、家ごとに赤飯を炊いて食えと言い出した者がある。それが相当に行われて、俄かに赤飯を炊いて疫病よけをする家が少くないという。今日でも東京のまん中で、…

作品情報

初出「富士」1936(昭和11)年7月
分類NDC 913
公開日2006-07-02
最終更新2014-09-18
底本 「蜘蛛の夢」光文社文庫、光文社
入力小林繁雄、門田裕志
校正花田泰治郎

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