泉 鏡花

悪獣篇

新字新仮名 約45,596字・読了目安91分

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一 つれの夫人がちょっと道寄りをしたので、銑太郎は、取附きに山門の峨々と聳えた。巨刹の石段の前に立留まって、その出て来るのを待ち合せた。 門の柱に、毎月十五十六日当山説教と貼紙した、傍に、東京……中学校水泳部合宿所とまた記してある。透して見…

作品情報

分類NDC 913
公開日2006-12-19
最終更新2014-09-18
底本 「泉鏡花集成4」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正土屋隆

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