小熊 秀雄

雨中記

新字旧仮名 約2,128字・読了目安4分

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電車を降りて××橋から、雨の中を私と彼とは銀座の方面に向つて歩るきだした、私と彼とは一本の洋傘の中にぴつたりと身を寄せて、黒い太い洋傘の柄を二つの掌で握り合つてゐる。 男同志の相合傘といふものは、女とのそれよりも涯かにもつと親密な感じがする…

作品情報

初出「民謡詩人 第2巻12号」1928(昭和3)年12月号
分類NDC 913
公開日2006-04-08
最終更新2014-09-18
底本 「新版・小熊秀雄全集第一巻」創樹社
入力八巻美恵
校正浜野智

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