久生 十蘭

水草

新字新仮名 約1,320字・読了目安3分

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朝の十時ごろ、俳友の国手石亭が葱とビールをさげてやってきた。 「へんな顔をしていますね。どうしました」 「田阪で池の水を落とすのが耳について眠れない。もう三晩になる」 「あれにはわたしもやられました。池を乾して畑にするんだそうです」 「それ…

作品情報

初出「宝石」1947(昭和22)年1月号
分類NDC 913
公開日2008-01-25
最終更新2014-09-21
底本 「日本探偵小説全集8 久生十蘭集」創元推理文庫、東京創元社
入力川山隆
校正小林繁雄、門田裕志

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