岡本 かの子

荘子

新字新仮名 約13,067字・読了目安26分

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紀元前三世紀のころ、支那では史家が戦国時代と名づけて居る時代のある年の秋、魏の都の郊外櫟社の附近に一人の壮年=荘子が、木の葉を敷いて休んでいた。 彼はがっちりした体に大ぶ古くなった袍を着て、樺の皮の冠を無雑作に冠って居た。 顔は鉛色を帯びて…

作品情報

初出「三田文学」1935(昭和10)年12月号
分類NDC 913
公開日2008-11-05
最終更新2014-09-21
底本 「岡本かの子全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正オサムラヒロ

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