林 芙美子

柿の実

新字旧仮名 約2,335字・読了目安5分

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隣家には子供が七人もあつた。越して来た当座は、私のうちの裏庭へ、枯れた草酸漿が何時も一ツ二ツ落ちてゐて、檜の垣根の間から、その隣家の子供達が、各々くちの中で酸漿をぎゆうぎゆう鳴らしながら遊びに来た。 風のよく吹く秋で、雲脚が早くて毎日よく落…

作品情報

分類NDC 914
公開日2008-02-15
最終更新2014-09-21
底本 「日本の名随筆 別巻84 女心」作品社
入力浦山敦子
校正noriko saito

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