徳田 秋声

町の踊り場

新字旧仮名 約9,761字・読了目安20分

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夏のことなので、何か涼しい着物を用意すればよかつたのだが、私は紋附が嫌ひなので、葬礼などには大抵洋服で出かけることにしてゐた。紋附は何か槍だの弓だの、それから封建時代の祖先を思はせる。それに、和服は何かべらべらしてゐて、体にしつくり来ないし…

作品情報

初出「経済往来」1933(昭和8)年3月
分類NDC 913
公開日2007-06-08
最終更新2014-09-21
底本 「現代文学大系 11 徳田秋声集」筑摩書房
入力高柳典子
校正土屋隆

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