折口 信夫

寄席の夕立

新字旧仮名 約2,767字・読了目安6分

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寄席なんかに出入りするのは、あまりよい趣味ではない。這入るにも、後先を見すまして、つつと入りこんでしまふ。さう言ふ卑屈な心持ちを恥ぢながら、つい吸はれるやうに、席亭の客になつて行く。こんな風だから、いつだつて大手ふつて、這入つた覚えがない。…

作品情報

初出「苦楽 第四巻第十号臨時増刊」1949(昭和24)年8月
分類NDC 779
公開日2020-09-03
最終更新2020-08-28
底本 「折口信夫全集 22」中央公論社
入力門田裕志
校正酒井和郎

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