原 民喜

死について

新字旧仮名 約1,134字・読了目安2分

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お前が凍てついた手で 最後のマツチを擦つたとき 焔はパツと透明な球体をつくり 清らかな優しい死の床が浮び上つた 誰かが死にかかつてゐる 誰かが死にかかつてゐる と、 お前の頬の薔薇は呟いた。 小さなかなしい アンデルゼンの娘よ。 僕が死の淵…

作品情報

分類NDC 914
公開日2002-09-30
最終更新2014-09-17
底本 「日本の原爆文学1 原民喜」ほるぷ出版
入力ジェラスガイ
校正砂場清隆

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