堀 辰雄

生者と死者

旧字旧仮名 約12,617字・読了目安25分

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[#ページの左右中央] 閑古鳥 [#改ページ] 或る夏、一つのさるすべりの木が私を魅してゐた。ホテルの二階の窓から、私は最初その木を認めた。其處からは、丁度物置かなんぞらしい板屋根ごしにその梢だけが少し見えてゐたので、私はそれをホテルの木だ…

作品情報

初出閑古鳥「新女苑 第一巻九号」1937(昭和12)年9月号<br>山茶花など「新女苑 第二巻第一号」1938(昭和13)年1月号
分類NDC 913
公開日2020-12-28
最終更新2020-11-27
底本 「堀辰雄作品集第二卷」筑摩書房
入力tatsuki
校正杉浦鳥見

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