岡本 綺堂

黄八丈の小袖

新字新仮名 約10,252字・読了目安21分

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上 「あの、お菊。ちょいとここへ来ておくれ。」 今年十八で、眉の可愛い、眼の細い下女のお菊は、白子屋の奥へ呼ばれた。主人の庄三郎は不在で、そこには女房のお常と下女のお久とが坐っていた。お久はお菊よりも七歳の年上で、この店に十年も長年している…

作品情報

初出「婦人公論」1917(大正6)年6月号
分類NDC 913
公開日2008-06-02
最終更新2020-01-15
底本 「文藝別冊[総特集]岡本綺堂」河出書房新社
入力川山隆
校正noriko saito

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