岡本 綺堂

木曽の怪物

――「日本妖怪実譚」より

新字新仮名 約2,694字・読了目安5分

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これは亡父の物語。頃は去る明治二十三年の春三月、父は拠ろなき所用あって信州軽井沢へ赴いて、凡そ半月ばかりも此の駅に逗留していた。東京では新暦の雛の節句、梅も大方は散尽くした頃であるが、名にし負う信濃路は二月の末から降つづく大雪で宿屋より外へ…

作品情報

初出「文芸倶楽部 日本妖怪実譚」1902(明治35)年7月
分類NDC 913
公開日2008-10-12
最終更新2014-09-21
底本 「伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集」学研M文庫、学習研究社
入力川山隆
校正門田裕志

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