小酒井 不木

卑怯な毒殺

新字新仮名 約5,280字・読了目安11分

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病室の一隅には、白いベッドの掛蒲団の中から、柳の根のように乱れた毛の、蒼い男の顔が、のぞいていた。その顔の下半分には、口だけが孔となって、厚い繃帯がかけられてあった。 ベッドの脇には干物のように痩せた男が立っていた。彼は兀鷹のように眼をぎょ…

作品情報

初出「サンデー毎日特別号」1927(昭和2)年1月号
分類NDC 913
公開日2010-05-23
最終更新2014-09-21
底本 「怪奇探偵小説名作選1 小酒井不木集」ちくま文庫、筑摩書房
入力川山隆
校正宮城高志

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