堀 辰雄

三つの挿話

新字新仮名 約17,073字・読了目安34分

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墓畔の家 これは私が小学三四年のころの話である。 私の家からその小学校へ通う道筋にあたって、常泉寺(註一)という、かなり大きな、古い寺があった。非常に奥ゆきの深い寺で、その正門から奥の門まで約三四町ほどの間、石甃が長々と続いていた。そしてそ…

作品情報

初出三つの挿話は「暮畔の家」「昼顔」「秋」の三篇から成る。暮畔の家:「時事新報」(夕刊連載の「東京新風景」第10回目に「本所」の表題で。)1931(昭和6)年3月21日、22日、24日、25日、26日、27日、加筆訂正後、「墓畔の家」の表題で「作品」に。1932(昭和7)年4月号、昼顔:「若草」1934(昭和9)年2月号、秋:「文藝」(「挿話」の表題で。)1934(昭和9)年2月号
分類NDC 913
公開日2004-03-02
最終更新2014-09-18
底本 「幼年時代・晩夏」新潮文庫、新潮社
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校正染川隆俊

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