下村 千秋

飢餓地帯を歩く

――東北農村惨状報告書――

新字新仮名 約15,519字・読了目安31分

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一 また雪が降り出した。 もう一尺五寸、 手の指も足の指もちぎれそうだ。 しかし俺は喰いものをあさりに、 一人山へ登って行く。 俺はいつも、男だ男だと思って、 寒さを消しながら、 夢中で山から山をあさって歩く。 これは、青森県のある新聞に載…

作品情報

初出「中央公論」1932(昭和7)年2月号
分類NDC 916
公開日2012-05-15
最終更新2014-09-16
底本 「土とふるさとの文学全集 7」家の光協会
入力林幸雄
校正富田倫生

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