原 民喜

四月五日

新字旧仮名 約535字・読了目安1分

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四月五日 山村家から招ばれたので昼から出掛ける。山村家の裏庭には桜が咲いてゐる。縁側にアネモネの鉢が並べてある。静かな家だ。髪の長いよく肥えた人が庭さきの日向に籐椅子を出して、それに腰をかける。 「始めて髪をハイカラにしようと思ふのだからい…

作品情報

分類NDC 913
公開日2009-08-25
最終更新2014-09-21
底本 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店
入力蒋龍
校正小林繁雄

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