比喩
新字旧仮名 約556字・読了目安1分
机を前にして二人の少年は坐ってゐた。ガラス窓の外には寒さうな山があった。話は杜絶え勝ちだった。時間がここでは悠久に流れてゐた。 「君は馬鹿だよ、僕は君を軽蔑してゐるのだが、ただ便宜上交際ってるのだよ。」と一人は腹の底でさう囁いたが、口に出し…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2009-08-20 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店 |
| 入力 | 蒋龍 |
| 校正 | 小林繁雄 |
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