原 民喜

地獄の門

新字旧仮名 約694字・読了目安1分

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お祭りの夜だった。 叔父は薫を自転車に乗せて走ってゐた。と、警官が叔父を呼留めた。それから二人は警察へ連れて行かれた。薫の顔とそこの机は同じくらいの高さだった。叔父は頻りに薫の慄へてゐるのを宥めながら言ひ訳した。 「こんなに慄へてるぢゃあり…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-04-17
最終更新2014-09-16
底本 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店
入力蒋龍
校正伊藤時也

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