曇天
新字旧仮名 約533字・読了目安1分
放蕩の後の烈しい哀感が街中に慄へてゐるやうな日だった。 浅草を過ぎ上野まではバスで、上野から省線で田町へ来ると、遙かなる旅でもして来たやうだった。疲れてはゐたが何か興奮してゐた。光本は下宿に帰って夜具を敷いて寝たが、すぐに目が覚めてしまった…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2013-04-23 |
| 最終更新 | 2014-09-16 |
| 底本 | 「普及版 原民喜全集第一巻」芳賀書店 |
| 入力 | 蒋龍 |
| 校正 | 伊藤時也 |
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