大町 桂月

風船玉

旧字旧仮名 約1,233字・読了目安2分

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ぱつと日がさして、風なきまゝに、運動にとて、電車を閑却して、家路さして歩く。雨餘の泥濘殘れり。危くも轉ばむとして漸く支へたるが、その拍子に、右足に穿きたる足駄の前齒拔けたり。それを入れむとして見れば、やれ/\前齒の入るべき溝の底より前へかけ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2009-02-05
最終更新2014-09-21
底本 「桂月全集 第一卷 美文韻文」興文社内桂月全集刊行會
入力H.YAM
校正小林繁雄、門田裕志

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