原 民喜

潮干狩

新字旧仮名 約6,690字・読了目安13分

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前の晩、雄二は母と一緒に風呂桶につかつてゐると、白い湯気の立昇るお湯の面に、柱のランプの火影が揺れて、ふとK橋のことを思ひ出した。恰度、夜の橋の上から両岸の火影が水に映つてゐるのを眺めてゐるやうな気持だつた。明日は父に連れられて、皆で潮干狩…

作品情報

初出「文芸汎論」1939(昭和14)年 9月号
分類NDC 913
公開日2004-10-09
最終更新2014-09-18
底本 「定本原民喜全集 I」青土社
入力海老根勲
校正Juki

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