長谷川 時雨

旧聞日本橋

15 流れた唾き

新字新仮名 約9,781字・読了目安20分

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神田のクリスチャンの伯母さんの家の家風が、あんぽんたんを甚くよろこばせた。この伯母さんは、女学校を出て、行燈袴を穿いて、四円の月給の小学教師になったので、私の母から姉妹の縁を切るといわれた女だ。でも、当時を風靡した官員さんの細君になったので…

作品情報

分類NDC 914
公開日2003-07-29
最終更新2014-09-17
底本 「旧聞日本橋」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正松永正敏

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