長谷川 時雨

あるとき

旧字旧仮名 約3,919字・読了目安8分

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むさしのの草に生れし身なればや くさの花にぞこころひかるる と口ずさんだりしたが、 「わたしの前生はルンペンだつたのかしらん。遠い昔、野の草を宿としてゐて、冷こんで死んだのかもしれない。それでこんなに家のなかにばかりゐるのかしら?」 門を一…

作品情報

初出「早稻田文學 昭和九年九月號」1934(昭和9)年9月
分類NDC 914
公開日2009-01-26
最終更新2014-09-21
底本 「桃」中央公論社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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