有島 武郎

お末の死

新字旧仮名 約17,676字・読了目安35分

この作品を読む Amazonで探す

一 お末はその頃誰から習ひ覚えたともなく、不景気と云ふ言葉を云ひ/\した。 「何しろ不景気だから、兄さんも困つてるんだよ。おまけに四月から九月までにお葬式を四つも出したんだもの」 お末は朋輩にこんな物の云ひ方をした。十四の小娘の云ひ草として…

作品情報

初出「白樺」1914(大正3)年1月
分類NDC 913
公開日2013-08-12
最終更新2014-09-16
底本 「三代名作全集・有島武郎集」河出書房
入力mono
校正松永佳代

有島 武郎の他の作品

有島 武郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。