永井 荷風

すみだ川

新字新仮名 約45,212字・読了目安90分

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一 俳諧師松風庵蘿月は今戸で常磐津の師匠をしている実の妹をば今年は盂蘭盆にもたずねずにしまったので毎日その事のみ気にしている。しかし日盛りの暑さにはさすがに家を出かねて夕方になるのを待つ。夕方になると竹垣に朝顔のからんだ勝手口で行水をつかっ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2010-01-03
最終更新2014-09-21
底本 「すみだ川・新橋夜話 他一篇」岩波文庫、岩波書店
入力門田裕志
校正阿部哲也

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